中学生の子育てって、なんか知らんけど疲れる。ずっとそう思ってました。
中3の娘は受験生で、絶賛反抗期。下に小6の息子もいて、私はフルタイム勤務です。
でも今年の夏、9日間まるまる家を空けることになって。 そしたら答えが、思ってたのと全然ちがうところにあったんです。

家はふつうに回ってた。そしてホッとしてる自分がいました。
あとから分かったのは、私を疲れさせてたのが子どもじゃなかったということ。
「40代の体力」
「フル出勤」
「家にいると全部が見えてしまうこと」。
この3つでした。
中学生の子育てが疲れるのは、子どものせいじゃなかった
先に結論を書きます。
中学生の子育てがしんどいって感じるのは、子どもが反抗期だからが全てじゃなかったんですよね。
40代になって、体力も体調も変わった。 フルタイムで働いていて、心にも体にも余白がない。 そして家にいると、子どものことが全部見えてしまう。
この3つが重なってただけの話です。

体力、ほんとに落ちました。
20代のころは、寝たら回復してたんです。 今は寝ても抜けません。
なんなら朝から「もう疲れてる」ところから始まります。
そこに通勤とフル出勤が乗る。家に帰ったらもう空っぽ。 その空っぽの状態で、反抗期の中学生と向き合うわけです。
しんどいに決まってるやん。
つまり疲れの原因は、子どもの側やなくて私の側にありました。
これに気づくまで、正直めちゃくちゃ時間がかかったんです。
9日間、家を空けてみた。だけど家はふつうに回ってた
実は私、今年の夏に手術で9日間入院しました。
中3の娘と小6の息子を置いて、まるまる9日間です。
料理はパパ、掃除と洗濯は実母が毎日来てくれることになりました。 それでも入院の前は、頭のなかが心配でいっぱいだったんです。
洗濯物、たまるやろな。塾の予定、誰が把握すんの。ゴミの日、分かるんかな。

結果から言うと、ぜんぶ取り越し苦労でした!
入院前に「入院用グループLINE」を作った
まず用意したのが、これです。 両親とパパと私の4人で、入院用のグループLINEを作りました。
家のこと。子どもの予定。私の体調。ぜんぶそこに流す。 誰が何をどこまでやったか、いちいち聞かんでも分かるようにしたんです。
これがめちゃくちゃ良かった。
病室から個別に聞かんで済むし、向こうも「これ誰に言えばええん?」で止まらない。
入院中の私が家のことを把握できてたのは、ほぼこのLINEのおかげでした。

家のことを「私しか知らん状態」にせんかったのが、いちばん良かったです!
退院したら、息子が足ツボを覚えてた
でも、いちばん驚いたのは家事のほうじゃなかったんです。
家に着いてすぐ、父が小6の息子・ユルタレに向かって、それはもう嬉しそうに言いました。

ほら!あれ!

……足つぼマッサージしたげるわ!
私が帰ってきたときのサプライズにと、父が子ども2人に技を伝授してくれてたそうです。
え?神なの?
ユルタレ、照れくさそうな顔のわりに、まさかの本格派でした。
中3の娘・ナデシコも後日やってくれて、そのあとも何回か。 お手伝いも、前よりしてくれるようになりました。ほんの少しですけどねー笑
私が背負ってたのは、たぶん半分でよかった
家のほうも、実母が毎日きてくれたおかげで、私がいるときより整ってました。
え?神なの?(2度目)
料理は夫。掃除と洗濯は母。足ツボは父。 そして子どもたちが、それを受け取って動いてました。
うちの両親は、困ってると、何も言わずに全力で助けてくれる。見返りも求めません。
私が子どものころからずっとそう。

私もこんな親になりたいなっ、てずっと思ってる!
さみしいとか、悔しいとかは1ミリもなかったです。 ホッとしました。あとはもう、感謝しかない。
私がおらんでも大丈夫やった。 大丈夫やと分からんまま、何年も全部を背負ってたんやなと思います。
3週間ずっと家におったら、今度は「見えてしまう」のがしんどかった
退院したあと、3週間ほど自宅で療養しました。 普段はフル出勤なので、平日の昼に家にいるのは何年ぶりか分かりません。
先に言うと、この3週間はラクでした。 ラクってか楽園。
時間に追われへんだけで、こんなに違うんかとびっくりしたくらいです。
でも、まったく別のしんどさが出てきたんですよねー。
見えるんですよ、いろいろ。
出勤してたら見ずに済んでたものが、家にいるとぜーんぶ目に入る!

これが想像の3倍しんどかったんです。
ずっと家におると、お互いしんどい。狭い家で距離を作る話はこっちに書いてるよ↓
中3の受験の夏、勉強せえへんのが見えるということ
いちばん気になったのは、娘が勉強してないところを見てしまうことでした。
うちの中3・ナデシコは、絶賛受験生です。夏期講習にもそこそこの金額を払ってます。
その娘が、昼過ぎまで寝てる。起きてもスマホ。
「おいおい、ちょい待て」ってなりますやん?
出勤してたら、私はこれを知らずに済んでたんです。いいか悪いかは置いといて。
夜に帰って「今日どうやった?」と聞いて、「ふつう」と返ってきて終わり。 それで平和でした。
いいか悪いかは置いといて。(2度目)
でも家にいると、その「ふつう」の中身がぜーんぶ見えます。 見えたら、言いたくなる。
言うたら反発される。分かってるのに言うてしまう。 そして言うた自分に、また疲れる。
これ、まあまあしんどない?笑
全部を背負うのをやめて、背負う場所だけ決めた
じゃあどうしたか。 正解を書けるほど立派なことはしてません。うちのやり方です。
ずっと、漠然と「しんどいな」と思ってました。 何がしんどいのか、自分でもよく分かってなかったんです。
いま思うと、子育てそのものがイヤやったんやないと思う。 全部を自分が背負ってる状態を、やめたかったんだと思います。
だから、全部から手を引いたわけじゃないんです。 「子どものことを全部、私が背負わん」と決めました。
そのうえで、背負う場所と、手を離す場所を分けたんです。
① 手を離した|日常の細かいこと
娘の部屋に入らない。スマホもチェックしない。 昼まで寝てても、起こさない日を作る。
ここは私の責任じゃなくて、本人に任せる場所やと決めました。
「見えるからしんどい」んだったら、そこは自分の責任にせんかったらいい。
子どもを変えるんじゃなくて、自分が背負う範囲を自分で決める、という感じです。
不思議なもので、見なかった日は腹が立ちません。
腹が立たへんかったら、夜に普通の会話ができる。
普通の会話ができたら、こっちの回復も早いんです。
② 背負うと決めた|勉強。その代わり、先に合意を取った
ただ、勉強と進路だけは背負うことにしました。 ここは黙って見てられへんかったんです。
で、あるときこう言いました。

そんな勉強すんのイヤやったら、もう塾も行かんでいいで。夏期講習も辞めていいよ。

それはいやや。塾はやめたくない

じゃあ、これから、ママが勉強せえって言っても文句いわんといてや。
これからめちゃめちゃ口出しするからね!

……わかった
ポイントは、先に「やめてもいい」というカードを渡したことだと思ってます。
こっちが一方的に「勉強しなさい」と言うと、ただの小言になります。
でも本人が「やめたくない」と言ったあとなら、口を出す理由がこっちに残る。
順番を逆にしただけなんですけどね。
③ 背負うと言うたわりに、やってるのは丸つけです
ここまで書いといてなんですが。
「めちゃめちゃ口出しするからね」と宣言したあと、私が実際にやってるのはこれです。
英語と数学の、中1からの基礎問題集を買ってきて、やらせる。そして私が丸つけする。
正直に言うと、勉強を教える体力はもうありません。 だから「教える人」やなくて、丸つけマシーンに徹することにしました。
教えない。怒らない。ただ作業に徹する。
教えようとすると、私も一緒に問題を考えなあかん。それがしんどいんです。 でも丸つけなら、娘が解いたものに○か×をつけるだけ。頭も体も、ほとんど使いません。
これが、自分の体力を削らずに続けられる形やったんです。
内容は、娘がずっと基礎固めが弱いなと思ってたので、応用やなくて中1の最初まで戻りました。
これが思ったより良くて。
まず、ほんとに簡単な問題から始まります。 だから娘が「らくらく解ける」という感覚を味わえる。ここが大事でした。
そして丸つけを私がやることで、一緒にやってる感じになります。 どこでつまずいてるか、実際の理解度もそのまま分かる。
背負うと言うたわりに、やってることは丸つけです。 でも、たぶんこれでいいんやと思ってます。
とはいえ、見んと決めた日でも爆発するときはある。今夜どう乗り切るかはこっちにまとめてるよ↓
それでも消えないしんどさもある
正直に書きます。 これで全部解決したわけやない。
いちばん残ってるのは、職場に復帰したら元に戻るんちゃうかという不安です。
この3週間、私に余白があったのは療養してたからです。
またフル出勤が始まったら、帰ってきたときにはやっぱり空っぽでしょう。
丸つけする体力、残ってるかな。 手を離すと決めたことを、ちゃんと離しておけるかな。
たぶん、また同じところでしんどくなります。
体力も戻りません。40代は40代のまま。
手を離しても、受験の結果はいずれ出ます。
そのとき「もっと言うといたら良かったんかな」と思う日が来るのは、避けられへんと思う。
だからこの記事は「疲れが消える方法」じゃなくて、「疲れの正体が分かった話」です。
正体が分かっただけでも、私はだいぶ楽になりました。
「ちゃんと育てなあかん」で疲れてる人は、こっちのほうが近いかも↓
まとめ
中学生の子育てに疲れたと思ってたけど、疲れてたのは子育てそのものじゃなかった。
40代の体と、フル出勤と、全部見えてしまう距離の近さ。
この3つでした。
9日間おらんかったら、家は回った。
3週間おったら、見えすぎてしんどかった。
だから今は、全部を背負うのをやめて、背負う場所だけ決めてます。
部屋とスマホは手を離す。
勉強だけは、合意を取ってから背負う。
で、いちばん効いた対策が「丸つけ」って、どうなんでしょうね。
しかも○付けしながら地味に思ってるのが、これ、来年中学生になる息子にも応用できるんちゃう?ってこと。
まあ娘より勉強させるの苦労しそうやし、そもそも母の言うことをすんなり聞くかは知らんけど!
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