9日間入院して、全身麻酔の手術をして、窓口で払ったのは68,600円でした。
民間の医療保険からは約19万円おりる予定。
それでも私は、医療保険を解約するタイミングが来たと思ってます。
結論:それでも私は、これから医療保険を解約します
先に結論から言うね。
私はこれから、20年入ってた医療保険を解約するつもり。
入院9日、全身麻酔の手術をしました。
民間の医療保険からは約19万円おりる予定です。
病院の窓口で払ったのは68,600円。
今回だけ見たら、12万円くらい得してる計算になります。
もらう側になったのに、解約するんです。
自分でも、ちょっとひねくれてるなと思ってます笑
でもこれ、感情で決めたわけじゃないんです。ぜんぶ計算した結果でした。
「解約して後悔せえへんの?」って思うよね。
私も何回も考えました。後悔しない順番はちゃんとあるので、そこは後半でぜんぶ書きます。
ただ、その前にひとつだけ。
これ、「医療保険はいらない」って話じゃないんです。
わが家にたまたま2つの条件がそろってたから、解約できるだけ。
- 入院で払う上限がいくらか把握してて、その分を貯金で備えてる
- 私自身が会社員で、自分の名義で会社の健康保険に入ってる(休んでも傷病手当金が出る)
とくに2つ目、「夫が会社員だから大丈夫」ではないんです。ここ、あとでちゃんと書くね。
この前提が違う人は、答えも変わります。後半でもういちど詳しく説明します。

じゃあ、19万円もらう側なのになんで解約するのか。
そこから話させてください。
19万円おりるのに、なぜ解約するのか
理由は2つあります。どっちも、電卓を叩いただけの話です。
① 20年で約70万円払って、返ってくるのが19万円
私の医療保険は月2,900円。加入してちょうど20年になります。
2,900円 × 12か月 × 20年 = 約70万円
今回おりる給付が約19万円。差し引きは約50万円のマイナスです。
月2,900円って、正直ずっと「安い」と思ってました。いいランチ1回分くらいの感覚。
でも、20年は長いんです。
これ、まあまあショックやない?笑
② その保険料で、今回みたいな入院が約10回できた
もう1つ、計算してて手が止まった数字があります。
これまで払ってきた保険料で、今回みたいな入院と手術が10回できる計算でした。
私、あと10回も全身麻酔の予定ないんですよ笑
つまりこの20年、起きるかどうかも分からないことに70万円を先払いしてたんですよね。
その分を貯金に回しておくほうが、私には合ってたなと思ってます。
しかも、医療費はまず公的な制度が守ってくれます。
民間の保険はその上乗せ。 上乗せに20年で70万円。ここが私の答えでした。

今回だけ見たら12万円プラス。
でもこれ、入院1回だけを切り取った見え方だったんです。
じゃあ何が守ってくれるん?高額療養費制度のしくみ
「保険なしで9日も入院して、68,600円で済むわけないやん」
そう思った人、正解です。私も入院する前は同じこと思ってました。
ここを支えてくれてるのが高額療養費制度でした。要点はこの2つ。
- 1か月の医療費の自己負担に上限がある(超えた分は払わなくていい。健康保険に入ってる人なら誰でも使える公的な制度)
- 窓口で最初から上限までの請求にしてもらえる(後から払い戻し、じゃなくていい)

入院が決まったときは「いくら飛ぶんやろ」で頭がいっぱいでした。
これを知って、ちょっと肩の力が抜けたのを覚えてます。
※2026年8月から、この上限額が引き上げられました。 年収370〜770万円くらいの人で、月80,100円→85,800円。私が払った68,600円は改正前の金額です。 いっぽうで「年間の上限」も新しくできました(8月〜翌年7月で計算)。 長く治療が続く人の負担は、こっちで抑えられるようになりました
マイナ保険証がなくても、制度はちゃんと使えます
正直に言うと、私、入院前はこう思ってたんです。
従来の保険証でもマイナ保険証でも、高額療養費は受けられるはず。
でも、手続きに違いがあるとは思ってなくて、どっちも書面のやりとりとか、なんか面倒な手続きがいるもんだと思い込んでました。
ところが。
入院の受付でマイナ保険証を出したら、それだけで終わったんです。
書類も、事前の申請も、なんにもいりませんでした。
「え、これだけ?」って拍子抜けしたレベル。
なんでこんなに違うのか、あとで調べました。
高額療養費が使えるのは「マイナ保険証を持ってる人」だけ、じゃないんです。
健康保険に入ってる人なら誰でも使えます。
違うのは手続きの手間だけ。
- マイナ保険証がある … 窓口で通すだけ。事前の申請はいらない
- マイナ保険証がない … 事前に健保へ「限度額適用認定証」を申請して、入院のときに出す。窓口で払う額はマイナ保険証と同じ
- どっちも出さなかった … いったん全額払って、あとから払い戻しを申請する。最終的に戻ってくる額は同じ
※限度額適用認定証=窓口の支払いを上限までにしてもらうための証明書。健保に申請すると出してもらえます。
つまり私が面倒だと思い込んでた「書面のやりとり」は、マイナ保険証があったから丸ごと消えてた、というだけの話でした。 (※病院のシステムの都合で、まれにうまくいかないこともあるみたいです。基本はこの通りでOKのはず)

これ、知らんかった人ちょいちょいおるんちゃう?
私も、入院が決まってから初めて知りました。
ただし、高額療養費制度の対象外になるお金がある
じゃあ「高額療養費があるから入院は全部安い」かというと、そうでもないんです。
上限の対象外になるお金があります。私が実際に払ったのは、この3つ。
- 食事代
- 差額ベッド代
- 入院セット代(衣類・タオルで1日480円)
入院セットは9日で4,000円ちょっと。
「そんなん自分で持っていくわ」と最初は思ってました。
でも、洗濯できない環境だと普通に詰みます。
68,600円の中身は、上限までの医療費+この対象外のぶん。 だから「上限まで=これ以上ぜったい増えない」ではないんですよね。
ここは実際に入院した人しか書けないところだと思うので、正直に置いておきます。
医療保険を解約するタイミング|その前に確認してほしい3つ
「じゃあ私も解約しよ」と思った人へ。ちょっと待って!
医療保険の解約は、タイミングを間違えると後悔します。
私が実際に気をつけてる3つを置いておくね。 この3つがそろったときが、解約していいタイミングです。
① 請求が終わってから解約する
いちばん大事なのはここ。
給付金の請求より先に解約すると、受け取れなくなる可能性があります。
私は請求 → 着金を確認 → それから解約の順でやります。 今回はもう請求を出したので、あとは着金待ち。解約するのは19万円が振り込まれたあとです。
急いで解約して19万円がパー。それはさすがに笑えない!
② もう入り直せないかもしれない
手術をしたあとは、次に保険へ入るときの告知でハードルが上がります。
つまり私がいま解約するのは、もう戻れない前提での解約です。
そこは分かった上で決めました。ここは軽く考えたらダメなところだと思ってる。
③ うちの場合の前提条件(ここが違う人は、答えも変わる)
私が解約すると判断したのは、うちにこの2つがそろってるからです。
1. 高額療養費の上限額を把握したうえで、その分を貯金で備えてる
上限額は収入によって変わります。しかも2026年8月に上がったばかり。 まずは自分がいまいくらまで払うことになるのかを調べてみてください。 「なんとなく貯金があるから大丈夫」じゃなくて、金額が分かってるから大丈夫、が大事でした。
2. 私自身が会社員で、自分の名義で会社の健康保険に入ってる
傷病手当金は、会社を休んで給料が出ない間、健康保険が補填してくれるお金のこと。 私は7/24〜8/20の28日分が対象になる見込みです。
ただしもらえるのは給料の満額ではなく、ざっくり3分の2くらい。 残りの3分の1は自分でなんとかする必要があるので、うちが貯金で備えてるのはその差額のぶんも込みです。
で、ここが本当に大事なんですが。
傷病手当金がもらえるのは「自分の名義で勤務先の健康保険に入ってる人」だけです。
- 配偶者(夫)の扶養に入ってる人 … 原則もらえません
- 自営業・フリーランスで国民健康保険の人 … 原則ありません
「うちは夫が会社員だから大丈夫」は、残念ながら違うんです。 出るのは休んで給料が止まった本人が、自分で健康保険に入ってる場合。
私も調べるまで、ここをちゃんと分かってませんでした。
ただし、正社員じゃないとダメ、ってことでもないです。
パートでもアルバイトでも、勤務先の社会保険に入ってるなら対象になります。 分かれ目は働き方の名前じゃなくて、自分の名義で健康保険に入ってるかどうか。
確かめ方はかんたんです。
給与明細を見て、「健康保険料」が引かれてるか確認してみてください。
引かれてたら、自分の名義で入ってる=対象になります。 「パートやし無理やろ」と思って請求せずに終わるの、いちばんもったいないので。
傷病手当金が出ない人は、どうしたらいい?
「じゃあ扶養や国保の人は解約したらアカンの?」って話になるよね。
私が考えたのは、こうです。 医療費のぶんだけじゃなくて、「働けない期間の生活費」も貯金で持っておく。
うちの場合、その役を傷病手当金がやってくれました。 制度から出ないなら、私ならその分を貯金で備えるかな、と思ってます。
で、ここでも金額を出してみます。私が休んだのは28日間、だいたい1か月。 「1か月ぶん収入が止まっても暮らせるか」で考えると、必要な額が数字で見えてきます。
これ、さっきの「上限額を把握してから備える」とやってること同じなんですよね。 なんとなく不安やから保険、じゃなくて、いくら要るか分かってるから判断できる。
傷病手当金は書くことが多すぎるので、別記事にまとめるね(9月公開予定)。
まとめ:20年分で計算したら、答えが変わった
保険は「安心」を買うものだと思ってます。
でもその安心がいくらしてるのかは、20年分で計算しないと見えませんでした。
| 見る範囲 | 収支 |
|---|---|
| 今回の入院だけ | +約12万円 |
| 加入20年ぜんぶ | −約50万円 |
同じ保険の話なのに、切り取る範囲で答えが真逆になるんですよね。
固定費の見直しは前にもやりました。住居費、光熱費、車を1台に。それで月6.7万円は落ちた。
そのとき、最後まで手をつけられなかったのがこの保険料でした。
👉 固定費を月6.7万円落とした話はこっち
実際に解約するのは、19万円が振り込まれたあと。 9月にちゃんと解約できたか、いくら入ってきたかを、この記事に追記します。
……たぶん振り込まれた瞬間は「やった!」ってなって、解約ボタンの前で1回止まると思う笑
そこまで含めて、9月に正直に書きます!
入院と手術そのものの話は、noteに書きました。
※制度の運用は、加入している健康保険や会社の規定で変わります。最終的な確認は、健保・会社・保険会社でお願いします。
\ 応援クリックお願いします /

🔗 SNSでも更新情報をお知らせ中です!
ブログには書けない「リアルなズボラ失敗談」や「更新速報」はSNSで発信中!
フォローして仲良くしてね!
📷 Instagram:@zuboractiv_life
✖ X(旧Twitter):@zuboractiv_life




コメント